冷房・除湿機能の違いや電気代について解説します!
2020/08/11
このブログを読むと・・・
- 冷房・除湿の機能の違い
- 冷房・除湿どちらの電気代が安いのか
- 冷房・除湿どちらが涼しいのか
このような疑問が解決されます
冷房・除湿機能の違いとは?
除湿の仕組み
冷房→暖かい空気を外に出して冷たい空気を部屋に入れる
除湿→部屋の水分を少なくして空気をサラサラにする
どうして除湿すると部屋が涼しくなるのかというと
冷えた空気は水分を多く含むことができないからです。
- 水分を多く含むことができる暖かい空気をエアコンが吸い込んで温度を下げる
- 温度が下がったことで空気中にいられなくなった水分が水滴になり外に排出される
- 水分の少なくなった空気が室内に流れる
除湿機能はこのような仕組みとなっています。
冷たいペットボトルのお茶を日中に外で飲むと
中身がこぼれている訳じゃないのにペットボトルの周りが濡れることがありますよね
冷たいペットボトルに触れた空気が冷えたために水分を含みきれなくなり
水滴になったものがペットボトルの周りに付きこのようなことが起こります。
どっちが涼しいの?
涼しいのは冷房です。
冷房は部屋を涼しくすることが目的なので
空気中の熱を直接吸い取ります。
”冷媒”と呼ばれるガスにより部屋の熱だけを外へ運び出し
熱の放出された冷たい風を部屋へ送り込みます。
冷房の冷たい風がニガテ・・・という方は除湿の方がオススメです!
電気代はどちらが安い?
電気代が安いのは除湿!だけど・・・
電気代の安い順番に機能を並べると
弱冷房除湿<冷房<再熱除湿
の順で弱冷房除湿が一番安くなっています。
- 弱冷房除湿と再熱除湿の違い
- 家の除湿機能は弱冷房除湿なのか、再熱除湿なのか見分け方
こんな疑問を解決していきましょう!
除湿には2種類あった!
1.弱冷房除湿
弱冷房除湿とは、先ほど説明した除湿の要領で
水分の少なくなった温度の低い空気をそのまま部屋へ戻すタイプの除湿です
空気を吸ったエアコンが、空気の温度を下げることで水分を空気中から奪い
水分の少ないサラサラで冷たい空気となるので
弱めの冷房と同じような機能です。
冷房よりも弱い電力で動いているため冷房よりも半額ほどのコストになります。
ただ温度の下がり方が冷房よりも弱く、除湿力も冷房より低いため
キンキンに冷えた部屋にしたい!!!!時にはオススメできません。
部屋が涼しくなってきた頃に弱冷房除湿に切り替えるなど工夫して使用すると
電気代を抑えることができます◎
2.再熱除湿
再熱除湿とは、通常の除湿の要領で水分が少なく冷たい空気を
ちょうど良くあたため直して部屋へ戻すタイプの除湿です。
水分の少ない空気に暖気を混ぜることで
サラサラで冷たすぎない心地よい空気になるのが特徴です。
ただ冷やす機能&暖かい機能の両方を使っているため
冷房に比べて1.3倍ほどの電気代がかかります。
冷え性の方など、冷たい空気がニガテな方にはオススメです◎
家のエアコンがどちらの除湿機能なのか見分け方
基本的に、再熱除湿は高級なエアコンにしか搭載されていません。
ほとんどが弱冷房除湿と思ってもらって大丈夫です。
エアコンのリモコンに
”カラッと除湿”や”サラサラ除湿”などの記載がある場合は再熱除湿の可能性が高いです。
また除湿モードにした際
画面に「弱冷房除湿」や「再熱除湿」と表示が出るものもあるので試しにつけてみてください。
どちらのモードにするのか選べるタイプもあります。
それでもわからない時は・・・
説明書を見ましょう!!!
ネットで型番を調べると出てくるので一度除湿モードについて確認してみるのがオススメです◎
除湿=安いと思っている方が多いのですが
除湿の種類によっては冷房より高い場合もあります。
- 機能がたくさん付いたエアコン
- 高級なエアコン
- リモコンに「除湿」以外の言葉がある
この場合は再熱除湿かもしれませんので確かめてみましょう。
冷房は高い!!というイメージでエアコンをつけずに過ごす方もいらっしゃいます。
工夫して使用することで電気代を抑えることができるので
適度にエアコンを使用して熱中症に気を付けてお過ごしください。